ゲームデザイン: 21/30 やること自体は単調
UI, 操作性: 18/30 ダッシュが無い オブジェクトの落下、配置位置がわからない
演出,楽曲等: 18/20 錯視自体は面白い
ストーリー: 6/10 やや説教くさい
キャラクター: ?/? (キャラクターが登場しないので採点不可)
総合: 63/90 (100点換算で 70/100)
(採点基準を各8割の点数から加減点する方式に変更した)
「The Witness」を意識しているように思える、一人称パズル風ゲーム。
クリア時間は2-3時間程度。
良かった点
・錯視のコンセプトが面白い
遠近感や立体視など色々なトリックアート的なデザインが登場し、ステージ毎に雰囲気が異なる。難しい問題などもあまりないのでさくさく進められる。
悪かった点
・やること自体は単調
上記のように錯視パズル自体は面白いが、それを解く方法はかなりワンパターン。
もう少しバリエーションが欲しかった。
・オブジェクトの落下位置・置かれる位置が分からない
物を掴んで大きくする過程で、大きさを自由自在に変えるというのは難しい。ここが作品の重要なコンセプトなので台無しにするようなデザインにするのは良くないがもうちょっとわかりやすかったらよいなと感じた。
それができないならせめてオブジェクトの大きさ、位置を微調整する必要のあるステージはもうちょっと考慮するべき。
・ストーリーが説教くさい
「物事とは視点によって如何様にでも形を変えられるんですよ」という教訓めいたことを定期的に言われる。
プレイヤーが何かを受け取るのは自由だしメッセージ性を持たせるのは良いが、教訓を求めてプレイしているわけではない。
総評
定価2000円くらいの錯視パズルゲームで、割とデザインは大味。コンセプトが全てなのでこういう変わったゲーム体験が好きなら気に入ると思う。値段相応かはちょっと厳しいかもしれないが、スピードランモード等も実装されているため遊びつくそうと思えばけっこう時間を使えそう。
ただ、この手のパズルゲームはThe Witnessが頭一つ抜けているのでどうしても比較してしまう。それと比べると・・・。